「たねダンゴ」ってなぁに?
「たねダンゴ」は特別の土(赤玉土+けと土)でつくったダンゴにいろんなお花などのたねをつけて花壇やプランターなどに植える新しいたねまきの方法です。
「たねダンゴ」の“はじまり”
東北地方の大地震のあとの「花と緑の復興支援活動」で岩手県宮古市の保育園で行われたお花を植える活動の中から生まれました。
たねまきをするとき、こどもたちにとって小さなたねをつまむのがむつかしいので、土にたねをまぜてダンゴにして地面に植えたのがはじまりです。
「たねダンゴ」のよいところ!
ダンゴにまぜるので、たねが風で飛んだり、雨で流れたりしにくく、斜めの場所でのお花づくりにもむいています。
球根を植えるようにかんたんにたねがまけ、小さなたねもまきやすくなります。
「たねダンゴ」は、たねがよい土に包まれているので根がよくのび元気にそだちます。
数種類の種類のお花のたねが入っているので、花束のように美しく咲きます。
「たねダンゴ」はつくるのがおもしろく、みんなでわいわい楽しくたねまきができます。
✿箕面などでの “たねダンゴ”の初年2018年の配布数=1,600個 余り ✿
新しい園芸手法として期待される“たねダンゴ”について、「NPO花とみどり」のバックアップのもと「箕面たねダンゴ実行委員会」(責任者・上尾さん)が取り組み初年の2018年(7~11月)に、ダンゴづくり体験などを通じて募金付き(1個あたり親ダンゴ200円・子ダンゴ50円程度)で配布した数は1,600個余(1,680個。子ダンゴベース。同実行委発足(9月)前を含む)になりました。
取組は、箕面を中心に西小・万博公園など6会場・延べ6日半行われました。
同実行委は2019年3月に会合を開き、“たねダンゴ”づくりが「新しい・珍しい・楽しい」だけでなく、今後は開花が「美しい」「親しくなった」など緑花面やコミュニティづくりでの効果の発揮を目指す方向を打ち出しました。
2019年3月投稿 お花のたねダンゴ・箕面西クラブ(仮称/準備中)
箕面たねダンゴ実行委員会 & NPO花とみどり
※なお、記事中の写真は、「サカタのタネ」HPから。
※また、「たねダンゴ」は日本家庭園芸普及協会が商標登録を保持、同協会と連携して活動しています。
3月31日(日)の午後、箕面・桜ヶ丘会(自治会)主催で阿比太(あびた)公園で「春の祭り」が開かれました。
ゲームなどとともに、土ダンゴにお花のタネや肥料を練り込んで作る「お花のたねダンゴ」の体験(無料)が行われ、子供たちなど多数が次々と参加。
初めての試みでしたが、おおよそ1時間40分で、用意した400個(子ダンゴ=親ダンゴで100個)すべてが「完売」に・・。
たねダンゴづくり参加者には、帰り際に会場のマップに家の場所をピンで示してもらいました。
それを見ると、ほぼ桜ヶ丘全域から参加があったことなどが分かります。
今回のたねダンゴづくりの大きな特色は、上のマップが示すように地域限定での開催です。
このため、この催しに協力した箕面たねダンゴ実行委員会やNPO花とみどり・箕面は、この取組がやがては地域組織(仮称:お花のたねダンゴ・箕面西クラブ=準備中)に発展し、地域でのお花づくりとコミュニティが広がることを期待しています。
とりあえずは、持ち帰ったたねダンゴの生長の様子などの情報交換を呼びかけています。
2019.4.4投稿、事務局