黄金に輝く“イチョウの大木の並木道”物語 ~ 箕面・中央線

 今、箕面市の西部・中央線(桜ヶ丘区間※)のイチョウ並木が、黄金色に輝いてます。
 ここのイチョウは、大木が多く・・“迫力”と“魅力”がいっぱい・・。

 

                                          ※ 桜ヶ丘区間=中央橋~石澄川橋の約1km。

黄金色に輝くイチョウ並木・・街に風格を与えてます。
黄金色に輝くイチョウ並木・・街に風格を与えてます。


 見上げると、まぶしく・・・。

 

 目を歩道に転じると、黄金のじゅうたん・・。


 午後、上も下も黄金の道を園児たちが帰っていきます。


 中央線は人が歩く道幅がとても広く、多くの人が“プロムナード”として利用してます。

 

 歩道に立ってみると、「電柱(電線)」と「街路樹帯」とが左右に離れてます【↓写真】。
 そのため、イチョウが伸び伸びと大木になれます。

 

 40年前の拡幅整備時に「静かな住宅街の環境を守って欲しい」との沿道住民の声を受け、箕面市が4車線だった道路計画を2車線に縮小、代わりに「街路樹帯」と「自転車道」とを設けました。

 その際、市が沿道住民に樹種のアンケートをとり、“イチョウ”などの街路樹が植えられました。

 

 こうしてとても“いい道”となり、その後、いわば車優先から環境優先などの全国的なモデル道路として建設省(当時)からも視察に来たとのことです。

歩く道といっても、実は「歩道」(左)と「自転車道」との併走(中央にブロックの境界線)。
歩く道といっても、実は「歩道」(左)と「自転車道」との併走(中央にブロックの境界線)。

このように中央線の“黄金色に光り輝くイチョウの大木並木”は、沿道住民の声とそれを受けた市の先進的な取組によって生まれたものです。

 

 ※ 撮影=12/3・4。

                      

                     (「NPO 花とみどりの街づくり・箕面」事務局)