市民の手で運営する「箕面・花とみどりの学校」(甲角(こうすみ)裕子校長)は、一昨年に“基礎(初級)コース”を終えた第1期生のさらなるレベルアップを目指し“中級コース”を開講していましたが、この3月にようやく最終回を迎えました。
資金面の制約から「前期」「後期」に分けるなど、苦労して開講していたものです。
特にこの1期生の“中級コース”「後期(4回)」は、民間の「大阪コミュニティ財団」の助成を受け開講にこぎ着けました。
この2/3月に開かれた最後の2回の様子を、ご紹介します。
★ 2月は『ハーブ』をテーマに・・
2/18は、『ハーブの種類と育て方』をテーマに、秋澤孝子先生※1から学びました。
※1:元大阪府立園芸高校教諭 & 豊中市「花とみどりの相談所」相談員
秋澤先生は、まずハーブの種類をパワーポイント(映像)で紹介し、その育て方などを講義。
また、秋澤先生は自ら育てたハーブ苗を持参、教材として生徒さんに配り植え付けを実習。
講義に続き開かれた“ハーブティー・パーティ”では、秋澤先生はハーブを使ったティーやクッキーを持参し生徒さんにごちそう、ハーブの風味を楽しく体験学習。
★ 3月は『花壇向けの“土と肥料”』を学ぶ
前日にNHKTV「あさイチ」に生出演、「いのっち(井ノ原快彦さん)とコンビで・・」と、にこやかに講義を始めた吉田謙一先生※2が、3/11の講師。
※2:㈱ハイポネックスジャパン テクニカルサポート室長 & NHKTV「趣味の園芸」講師
お花の“土と肥料”の大ベテラン吉田先生は、前回は「コンテナ(鉢・プランターなど)」向け、今回は「花壇(地植え)」向けと分けて詳しく講義。
吉田さんは「(柔らかくても)砂のようなサラサラの土はダメで、団粒(だんりゅう)構造のツブツブの土が水や栄養を保ち根にもいい」と、まず理論面から説明。
続いて、箕面のホームセンターなどで買いそろえて来た土や肥料のサンプルを次々と繰り出し、自らの豊富な実践経験談を交えて分かりやすく講義。
先生の人柄にひかれ、生徒さんは自分が鉢植えで育てたお花を見せて論評してもらうなど先生に親しく接していました。
共に経験豊かでなごやかで工夫に満ちた先生方に恵まれ、生徒さんも楽しそうに学んでました。
こうして “中級コース”を学び終えた皆さんは、かなりの園芸の知識・技術を身につけられたと思われますので、今後、家庭緑花や地域緑花で活躍されていくことでしょう。
同「学校」は、続いて昨年12月に“基礎コース”を修了した第2期生向けの“中級コース”を、この初夏頃から開講の予定です(同じく「大阪コミュニティ財団」助成)。
【コメント】鉄は熱いうちに・・・2期生への期待高まる
1期生の生徒数は30人でした。ところが今回の“中級コース(後期)”まで、残ったのはその30~40%でした。ただスタッフが7~8人いたので、スタッフを含めると受講者数は予定の20人近くにはなりましたが・・・。
学校運営委員会では、“中級コース(全7回)”が断続的に1年半にわたったことが主な要因の一つとみなし、次の2期生の“中級コース”についてはすみやかに開講し半年程度で終える予定にしています。「鉄は熱いうちに・・・」という訳で、2期生への期待が高まっています。
(NPO花とみどりグループ・「箕面・花とみどりの学校」運営委員会 事務局)
コメントをお書きください
日比野 昌弘 (金曜日, 24 3月 2017 20:28)
重本さま
いつも楽しく拝見させて頂いています。
事務局 重本 (金曜日, 24 3月 2017 21:57)
日比野さま
いつもご覧いただきありがとうございます。
今後とも、よろしくお願いします。