このゴールデンウィークに花とみどりの“春のマルシェ(市場)”が、かやの中央の映画館前広場(市民活動センター正面)で開かれました(4/29)。
まず目をひいたのは、美しい『花水盤(はなすいばん)』の登場!
近くの公園花壇で間もなくシーズンを終えるパンジーたちに「最後にもう一花(ひとはな)咲かせてもらおう」と、「みのお園芸ファーム」がデモンストレーション用に摘みとって工夫・・・。
水玉を乗せ水面いっぱいにたゆたゆ揺れるお花に、来訪者・スタッフ問わず皆さんから「きれい!」の声が・・。
今回は、花とみどり関係の市民組織・5団体が参加。
タネから育てた夏向けのマリーゴールドなど花苗の寄付つき配布などを行いました。
また「みのおエコクラブ」のカブトムシ(幼虫)の配布や、「花壇をつくろう会」のハーブティーの試飲なども・・。
こうしたイベントには初登場の「生きもの会議」も7年間続けた箕面での「たんぽぽ調査」を受け、各種の実物たんぽぽの展示・説明を行いました。
「春のマルシェ」の様子は箕面のFM放送「タッキー(81.6MHz)」のHPでも紹介。
http://www.minoh.net/minohnow/log.php?date=201704290926
【コメント】~「お花撤去」問題への意欲的なチャレンジ
人々を楽しませる四季を通じお花が咲く先端的な花壇づくりを研究・実践する「みのお園芸ファーム」のかかえる課題の一つが、次の花を植えるためにまだ美しく咲くお花を撤去せざるをえない問題。
誰でもまだ咲くお花の撤去には、「もったい」などと感じるでしょうね。
しかし、春花壇(パンジーなど)→夏花壇(マリーゴールドなど)→冬花壇(葉ぼたんなど)などと適切に切り替えるには、必ずしも枯れるのを待っておれず(その時の気候でも大きく変動)、どうして発生することが多い問題。
リーダーの上田さんは「(多年草の花壇なら撤去しないので批判は避けられるが) 多年草は花期(花の咲く期間)が短い(四季を通じて花が咲く花壇は難しい)。このため花期の長い1年草を中心にせざるをえない」と語ります。
そこで「お花の撤去」問題をクリアする試みとして今までに、夏の終わりのジニアの花束配布(ジニアは帰宅後の水あげが難しく不調)、マリーゴールドなどでのミニ生け花イベント(好評)を実施。そして今回は「花水盤」にチャレンジ・・です。
いずれにせよ、「園芸ファーム」の意欲的な試みが新たな何かを生み出すなど発展していくことが望まれます。
みなさん、アイデアをお寄せください。
【お礼】
「園芸ファーム」と「NPO花とみどり」とによるマリーゴールドの苗の寄付つき配布では、285ポットを配り1万4,250円の募金をいただきました。公園の花壇づくりや花とみどりのコーディネート活動などに生かせさせていただきます。どうもありがとうございました。
(NPO花とみどり 事務局)
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