箕面市に最近できたニュータウン地区「小野原西(5・6丁目)」で、“住民と事業者(お店)とによる花とみどりのストリート(街)づくり”が進行中。
市民の方からここの沿道花壇の紹介(投稿)があり、あらためて現地へ・・。
この地区を東西に貫く「サンシャインロード(末尾に注)」の沿道花壇は、住民の女性たち(同ロードクラブ。代表:藤井和代さん)の手でお花が植えられて来ました。
今回、じっくり見て、そのデザイン抜群をあらためて「発見」!。
家庭の花壇と違い、沿道花壇ではフツーは単一又は限られた数の品種を植え効率的にすますことが多いように見受けられます。
しかしここでは、数品種以上がていねいに寄せ植えされています。
そのすばらしさのヒミツを、探ってみました。
① まず日々花壇に接する地元の方々が、特に女性が中心にお世話しているからでしょう。あきらかに心がこもっている印象・・。
② 次にメンバーに園芸関係の専門的知識・技術を持つ女性がいて、その方の影響があるようです。
③ 加えて、冬なのでクリスマス・イメージのかわいいリボン・ベルなどが飾られ、いっそう魅力アップ!
自然のお花と人が作ったアートとの調和ですね。
さらに“お花のストリートづくり”は花壇以外にも及びます。
「サンシャインロード」の南西方面を中心に、何本かの“街路樹の根っこ”にもお花が美しく植えられてます。
それだけではありません。
「サンシャインロード」沿いの各建物の道路側(敷き際)は概ね緑化されていますが、いくつかのお店では“お花飾り”にも力を入れています。
また沿道花壇のお世話の活動に、住民とともにお店の方も参加されているそうです。
こうして、今、「サンシャインロード」沿いでは、新しいお店などが次々進出し、住民と事業者(お店等)とのコラボで、“花とみどりに包まれたおしゃれで楽しいストリート(街)づくり”が進んでいます。
【注】サンシャインロードのアウトライン
市道小野原豊中線の関西スーパーがある「小野原西6丁目交差点」から春日神社南方の次の交差点までの500mの区間。幅の広いゆったりとした歩行空間が特色。この区間の道路幅は22m(国道171号(基本的に幅20m)より広い)。
この区間の南北の延1,000mの歩行空間上の13か所に、市が沿道花壇を設置。
これらは、市の土地区画整理事業の中で、多くの宅地の骨格として、魅力付けとして整備されたました。
【コメント】貴重な沿道花壇
沿道花壇は街路樹と並び、“花とみどりの街づくり”にとって効果的。
箕面市内では沿道花壇はそう多くなく、ここ以外では箕面駅前~市役所間のシンボルロード(府道豊中亀岡線)沿い、粟生新家(あおしんけ)の住宅街、一部の橋の上ぐらい・・。
沿道花壇の維持には多くの手間と費用がかかり、行政の財政難の中であまり整備されない傾向がうかがわれます。その中で、「サンシャインロード」の住民と事業者の取組は貴重で、その発展が期待されます。
※写真は、12月~1月にかけ撮影
【参考】『みどりの街しんぶん』第13号が、ここの記事を掲載(平成28年5月発行)
(NPO花とみどり 事務局)