「箕面・花とみどりの学校」“第3期生” 募集! ~美しいお庭や街づくり目指し~

 

市民が「学校」を開校

 

 市民組織「箕面・花とみどりの学校 運営委員会」(甲角(こうすみ)裕子委員長)は、このほど第3期の「園芸(初級)基礎コース」の開講を決め、生徒さんの募集を開始。

 

 この間、市の助成打ち切りで苦境に立ったのですが、運営委員会は約1年間話し合い、“花とみどりの街づくり”を進める上での人材育成の重要性を再確認。

 様々な工夫や費用の緊縮、授業内容のレベルアップに努め、市民の手で再び来年2月から開講します。

 

 この「学校」は“美しい花とみどりの街づくり”を目指し2014年9月にスタート。 2017年12月までの3年間余で、箕面市民を中心に約60人(第1期・第2期合計)の卒業生を送り出しました。

募集ちらしー表
募集ちらしー表
「学校」の講義風景
「学校」の講義風景

 

授業内容をより一層アップ

 

 11月下旬からの申込みの第1号は、ナント!卒業生(第2期生)のKさん。「もう一度勉強したい」と再入学。

 運営委員会は、心から歓迎!。

 でも・・「前より進歩した授業にしなくちゃ・・」と、気を引き締め中。

 

 新しく始まる「学校」の方針です。

  ① 講師間の議論などを通じ、授業の質をより一層アップ。

  ② 個々の園芸情報が容易に手に入るインターネット時代を考え、細切れ情報を貫く基本的なことがらや、ネットでは学べない体験による「実習」などを重視。

 

 例えば、花株を長持ちさせる「夏越し・冬越し対策」、花柄摘み(はながらつみ)などお花を次々と咲かせる「お花のメンテナンス(手入れ)」などの講義。

 講師は、園芸店経営の経験を持つ園芸専門家をはじめ、園芸農家・グリーンアドバイザーなどのベテランが担当。

 

 また、家庭や公園の広い花壇を効率的・効果的にお花で飾る近代的な園芸技術である「タネから→苗を育て→花壇に定植」方法などを系統的に実習。

 さらに、土ダンゴに数種類のタネを練り込んで植える、少しオモシロイ新技術「たねダンゴ」づくりにも、チャレンジOK(課外授業)。

 

 このように「学校」では、多様なことがらを「講義」+「実習」で身につくように楽しく学べるようにしようとしています。

「学校」の実習風景・・初めてクワ(鍬)を持つ人も(古井戸公園)
「学校」の実習風景・・初めてクワ(鍬)を持つ人も(古井戸公園)
たねダンゴ・・これに数種類のタネを練り込み植える
たねダンゴ・・これに数種類のタネを練り込み植える
たねダンゴ方式で花束のように咲いたお花
たねダンゴ方式で花束のように咲いたお花

 

卒業生に期待されるー3つの“緑花”

 

 この「学校」では、卒業生に“花とみどりの街”づくりへ向けて、次の3分野での“緑花”活動を期待。

  ① 家庭内緑花(私的緑花)

  ② 公共空間緑花(公益的緑花)

  ③(①②が重なる)公民境界緑花(敷き際緑花=私的緑花の公益化)

 

 順番に、みてみましょう。

 

《家庭内緑花》・・外から見えない住宅のお庭・ベランダなどの緑花。

 生徒さんは、まずこれを「やろう」と意気込んでおられるでしょう。

 卒業生の中には、お庭いっぱいにお花を咲かせる方も・・。

 

《公共空間緑花》・・公園・道路などの緑花。

 卒業生のうち延べ約20人(重複を整理すると十数人。卒業生全体への比率は20~30%)が、この「公共空間緑花」活動に参加。

 この貴重な比率が、さらに高まることが期待されます。

 

《公民境界緑花》・・住宅やお店などの道路に面した場での緑花。

 これは《家庭緑花》が、自ずと《公共空間緑花》になる一石二鳥の方法。

 道に面した 玄関周り・ベランダ・窓辺・垣根・空き地・田園 などの“緑花”。

 

 この“緑花”は、《家庭内緑花》の延長線上にあり取り組みやすく、また道行く人々を楽しませ街を魅力アップする公益的な高い効果を発揮。 

   

 卒業生にも、自宅前スペース(オープン外構)でデザインされた質の高いお花飾りを生み出す例が出ています。

 これらのモデル的な《公民境界緑花》は、周囲のお宅にも広がっていくようです。

 

 次の写真は、《公民境界緑花》の優れた例です。

道に面した見事な“緑花”(萱野地区)
道に面した見事な“緑花”(萱野地区)
フェンス越しに花壇を見せる(桜ヶ丘地区)
フェンス越しに花壇を見せる(桜ヶ丘地区)
道沿いの田んぼでチューリップ満開(景観用に植栽。石丸地区)
道沿いの田んぼでチューリップ満開(景観用に植栽。石丸地区)

 

 卒業生の皆さんが条件に合わせ“緑花”に取り組み、“花とみどりのすばらしい家庭や街づくり”を進めるなら、きっと生徒(卒業生)さんの《生きがい》や他の人々との《コミュニティ》にもつながるでしょう。

 

 お花と街を愛する方々の「花とみどりの学校」への応募が期待されます。

  

 ◆ 第3期「花とみどりの学校」生徒さん募集 ◆

▽学校開催時期:2019年2月~7月

 月1回の授業(土曜日午後1時半~4時半)& 課外授業2回

       (開催日時は、下記の「カリキュラム」参照)

▽場所:かやの中央付近の施設(室内)&公園

▽内容:園芸基礎(初級)コース(講義・実習)

▽受講料:4千円(全体授業料。但し、寄せ植えなどの材料費別)

▽対象:どなたでも(高校生以上)

▽定員:30人(2月20日締切り。但し、先着順で定員になり次第締切り)

▽主催:花とみどりの学校運営委員会、共催:NPO花とみどり、

 協力:みのお園芸ファーム、たねダンゴ実行委員会

▽申込み方法:氏名・住所・電話番号・Eメールアドレス(あれば)を示して申込み。(様式自由)

▽申込み先:「花とみどりの学校運営委員会」&「NPO花とみどり」事務局へ

 次の方法でご連絡ください。

 H P :このHPの「花とみどりの学校」欄(その末尾に、申込み「フォーム」

 電 話:090ー4901ー6693

 Eメール:hana.midori.minoh★gmail.com(通信時は、★を@(半角)に)

 FAX:072-722ー2981

 郵 便:〒562-0013箕面市坊島4-5-20  みのお市民活動センター内

 

※ なお、今後、資金面の見通しがつけば、来年の秋以降に「中級コース」開校や、“花とみどりの楽習バスツアー”(修学旅行=日帰り=一般公開行事)を予定。

募集ちらしー裏
募集ちらしー裏

※ 「学校」生徒さん募集ちらしは、このHPの「花とみどりの学校」欄からダウンロードできます。

 

【コメント】~多くの市民へのPRを~

 「花とみどりの学校」の再開・継続は、現在、「NPO花とみどり」などが呼びかける“花とみどりの街づくり”への“反転攻勢”の一環でもあります。

 ぜひ多くの市民の方々にこの「学校」を知ってもらうことが、期待されます。

 

                       (箕面・花とみどりの学校 & NPO花とみどり 事務局)