「朝日」(12/21付)によると、静岡県の掛川西高 自然科学部の2人が、空気中の「環境DNA」を調べて鳥類の調査を試み、このほどコンテスト「第16回高校生科学技術チャレンジ(JSEC)」(朝日新聞社等主催)で「文部科学大臣賞」を受賞。
こうした「空中環境DNA」調査は、世界初ではないかといいます。
動物園のフクロウの羽毛で、テストするなどいろいろ試行錯誤。
山林の大気をポンプで吸い込み微粒子を補足・解析し、フクロウやアオバズクなどのDNAの検出に成功したといいます。
また、同紙(「朝日」)によると、県立岐阜高校が同じコンテストで「環境DNA定量解析を用いた生物分布モニタリングの確立~長良川・揖斐川におけるアユと冷水病菌の季節的相互関係を探る~」を発表し受賞(荏原製作所賞)しています。
【コメント】広範な成果の可能性
「環境DNA」調査は「誕生してわずか10年の技術」(京都大学フィールド科学教育研究センター益田玲爾准教授)ながら、広範な成果に結びつく可能性があるようです。
しかも、高校生が取り組み出しており、一般向け技術としても注目されます。
(NPO花とみどり 事務局)