箕面・萱野でこの3月に桜の苗木を植樹したファミリー(親子)が、桜満開の4/7(日)に“お花見ウォーク(ハイキング)”として、自然豊かな千里川沿いの植樹地を再訪問。
付近は、西国街道が通り48番目の義士(忠臣蔵)・萱野三平さんの生まれ故郷で、豊かな歴史性のある地域です。
主催は、桜の植栽を含め「里山散策路を作ろう会」(代表:南里(なんり)さん。植樹担当:佐藤譲さん)。
この日の参加は、同会の世話役8人を含め23人。
一行は、新鉄道駅工事(北大阪急行・箕面萱野駅。2年後に完成予定)が進む かやの中央・キューズモール(ショッピングセンター)の「みのお市民活動センター」前からスタート。かやのさんぺい橋を渡り「千里川桜通り」へ、ちょうど桜が満開。
一行は、道を南へ渡り「木戸が池緑地」へ。
池を見ながら、ぐるりと・・。
続いて、国道171号と新御堂筋との交差点を渡って南下。
しばらくは、高架道路や建物などやや人工的な印象の千里川沿いを進みます。
やがて、草木あふれる自然豊かな千里川の散策路(河川管理用道路)へ出ると、ホッと・・。
清流に沿って下り、途中で萱野三平さんのお墓に・・。
さらに進み、3月に苗木を植えた「市立病院北側区間」の西端に到着。
各ファミリーは、1か月前に植えた苗木と“なつかしの再会”!
元気に芽吹く様子に、一安心・・。
続いて一行は千里川から離れ、田んぼを北へ横切り向かいの芝集落へ。
西国街道に面した萱野三平記念館(萱野三平邸。涓泉亭(けんせんてい)。府史跡)を見学。 ※涓泉は、萱野三平の俳号。
ゴールの桜咲く萱野三平邸で、解散。
桜いっぱいの中、約2kmの楽しいウォークでした。
【コメント①】新駅~千里川沿いの桜の回廊づくり
花咲か公園~キューズモール~木戸が池緑地の「かやの中央 区間」には、15年前の開発時に植えられた生長した桜約115本(うち染井吉野(ソメイヨシノ):約80本、河津桜(カワズザクラ):約30本など)が並びます。
一方、「市立病院北側 区間」(芋川合流点~市道中央線)には、十数年前に市民などが植えた桜約40本(川の北側の7本を含む)があり、この2年間にファミリーが約60本を植え足したので、やがては約100本(すべて染井吉野)のりっぱな桜並木に・・。
関係者は2年後の新駅オープンを見通し、駅周辺の魅力アップなどとして桜のさらなる補植を目指しています。
【コメント②】萱野三平さんの評価と紹介の仕方ー今後の課題
「萱野三平は48番目の義士・・」などと説明しても、この赤穂事件(忠臣蔵)は今の教科書にほとんど載っておらず(高校の教科書の一部は記述)、若い親子にはなじみが薄く・・。
しかも、江戸城の松の廊下(ろうか)での傷害事件+早駕籠(はやかご)の使者・三平の西国街道横の自宅前通過(母の死に遭遇)+忠孝のジレンマに悩んだ三平の切腹(自刃)+47浪士(義士)の討ち入り+優れた俳人・三平・・とけっこう複雑で、予備知識が少ない人に手短に説明するのは難しい・・?
?(今回、しびれを切らす親子も・・)。
郷土の著名人・萱野三平さんをどう評価しどう紹介するかは、今後の課題・・。
(NPO花とみどり 事務局)