花とみどりの催し2件が中止/16日「企画・交流会」&29日「れんげまつり」/ネット・屋外活動などは工夫し取組へ

 

 時節柄、箕面でこの4月に予定されていた下記の花とみどり関連の催し2件が 中止されました。

 

(1)4/16(木)「花とみどりの企画・交流会」(主催:NPO花とみどり)
     ※ 次の会合は、7月以降の予定。

 

(2)4/29(祝)「石丸れんげまつり」(主催:同まつり実行委員会)

「石丸れんげまつり」の様子(一昨年)
「石丸れんげまつり」の様子(一昨年)

 

 これらは中止ですが、それでも屋外やインターネット利用などで、花とみどりの活動は工夫して継続中です。
 特に開花期を迎えfacebookでのお花の情報交換(下記リスト参照)などは活発化。
 また屋外でのアメリカ・オニアザミ除去活動(今春、既に数十株除去)、公園での桜植樹・そうじ活動などが、工夫しながら行われています。

 

【箕面の花とみどりのネットツール・リスト】
  ① facebook『見て見て! 箕面のお花!』(市内の開花情報など)
  ② facebook『箕面からアメリカ・オニアザミを除去しよう!』
  ③ facebook『たねダンゴ お花を咲かそう!』
  ④ HP「みどりの街みのお」のブログ(このサイト)
  ⑤ Eメール通信(随時)

 

【NPO花とみどり事務局への連絡】
          事務局のある「市民活動センター(かやの中央)」が、少なくとも連休明けまで閉鎖。
          したがって、ご連絡はEメール・電話・FAX・郵便(定期的にチェック)、あるいはfacebook・ブログへの書き込み などで。

 

 

✿呼びかけ/今回の感染症への対応 ~ 長期戦も想定し、知恵で乗り切ろう!

 

 「散歩やジョギングは何ら問題ない」~先日の「緊急事態宣言」時の記者会見での首相発言(「日経」)。
 この時、首相は記者たちと十分な間隔をとった上、登壇時にはしていたマスクをあえてはずして話し始めました。


 これらの背景には、「(一律的な)外出禁止」「マスクさえすれば安全」との必ずしも正しくない理解(風潮)の是正のため、専門家などのアドバイスがあったのでは・・と推察されます。

「宣言」後の記者会見の冒頭でマスクをはずす首相(政府HPから)
「宣言」後の記者会見の冒頭でマスクをはずす首相(政府HPから)

 

 また、早くに「宣言」を出し今回の感染症(伝染病)対応のモデルとみなされていた北海道で、いったんは収まっていたものの、この数日間、感染者数が再び増大へ・・。

北海道での感染者数の推移(北海道HPから)
北海道での感染者数の推移(北海道HPから)

 

 今回の感染症へは有効な方法がまだハッキリせず、マスク・手洗いなど「(大事だが医学的には初歩的で)竹槍的な対応にとどまる」(京大の女性専門家のTV発言)との見方も・・。


 つまり、《カギ》は、血清・既存薬の暫定約な流用・ワクチン・本格的な治療薬といった有効な「薬」の発見・開発と普及でしょう。


 「クラスター(特定の感染者集団)」段階から「(感染経路が特定できない)市中感染」段階へ進む現在は、「テスト・テスト・テスト(WHO事務局長)」、つまり検査徹底による感染者(保菌者)全体の把握と対応(当面は症状に応じた隔離。できるだけ早く「薬」投与へ)が求められます。

 

 もちろん、今の「宣言」は患者数の爆発的な拡大を先延ばしし「医療崩壊」を防ぐ意義はありますが、それだけでは原因ウイルス・ゼロ(克服)には至らないでしょう。


 続いて有効な医学的対応=有効な「薬」が広く投与されなければ一時的なリセットに終わり、再び感染初期からの拡大の道を繰り返すことにもなりかねません。
 北海道の例は、これを示唆しています。

 

 例えば、人類はウイルスによる天然痘(てんねんとう。致死率が高く、直っても体に跡(あばた)が残る)と何百年間以上にわたり闘い続け、ついに種痘(ワクチン)を見いだし、ようやく克服へ(年配者の上腕には、今でも種痘(しゅとう)による小さな跡(あばた)が残るかも・・)。

 

 繰り返すと、今回のウイルス感染症は「宣言」による人との接触自粛(感染ブレーキ)の努力(「打ち勝つ」などとややパフォーマンス的に強調されていますが・・)は重要ですが、それだけでは完全な克服は無理で、インフルエンザ・ウイルスのように気温の上昇などで終息しなければ、天然痘とよく似た医学的なプロセス(有効な「薬」の発見・開発と投与)によって最終的に克服される、「接触自粛」はそれまでの緊急的・暫定的な対応(いわば「時間稼ぎ」)との冷静な見方が大切でしょう。


 専門家によれば、そこに至るまで1年間近く、又はそれ以上の長期になるかもしれないとのことです。

 

 「宣言」の期限(5/6)へ向けて努力しつつ、同時に長期化の覚悟も必要でしょう。

 

 実はここからが、本論です。


 以上の認識に基づく長期化の備えが求められます。社会・経済の疲弊を防ぐ知恵と対策の議論が、今、重要です。


(これは公害発生初期('60年代後半)に議論された「経済との調和(公害対策を緩和し(公害発生)企業を助ける)」とは別で、社会・経済の元気さを適切に持続しないと、感染症との闘いは医療崩壊→社会・経済崩壊(膨大な重症患者の発生←→膨大な対策費(医療~経済対策に及ぶ財政出動。既に100兆円を超える国家予算の1年分の緊急経済対策を予定。但し「真水」は20兆円程度・・佐高信氏)=悪循環)につながります。公的な医療費を必要以上に削減したとみられるイタリア、国民皆健康保険制度などを採用していない(拒否している)アメリカなどに、その兆候例がみられます)
 
 箕面の花とみどりの活動などでも、今、知恵を出すことが大切です。


 屋外活動での工夫、インターネットの活用、さらには室内活動のあり方(低密度での会合開催)などの議論とその努力などが、始まっています。
 がんばっていきましょう。
                                                            (NPO花とみどり 事務局)