「NPO花とみどり」は、例年に比べ2か月半遅れの9/12(土)に「通常総会」を開催。
同NPOなど花とみどりの諸団体は、この間、集客型イベントのかなりは中止したものの、インターネット活用やお花育てなど野外での活動は継続。
「総会」では、コロナ禍の長期化も考慮し慎重な構えを維持しつつも、今後へ向けてイベント再開などを含めた“コロナに負けない活動”を議論の予定。
「総会」の今年度の「事業(活動)計画案」では、「“コロナに負けない活動”の展開」として次のように述べます。
「コロナ禍で・・、市民組織・・の意義が問われ・・。惰性的・形式的な活動などは、淘汰されていく・・」
「知恵と工夫で活動を・・魅力化・活性化させ、“コロナに負けない活動”を展開・・」
「長期の視点に立った積極的な対応の確立を・・」
心配されるのは、次のような箕面での最近の動きです。
(1)15年間活動してきたある市民団体のメッセージ。
「・・コロナ禍の状況から手づくり市の開催を終了させて頂きます」(市民活動フォーラムみのお「かわら版」9/5号)
コロナ禍での箕面での市民団体の「淘汰(活動停止)」第1号でしょうか?
(2)最近、数ヶ月先のイベントが、いくつか早々と中止へ。
どうも行政がらみのものが多いよう・・。
みどり関係では、「農業祭」「山とみどりのフェスティバル」・・・。
イベントでの募金・売り上げなどのいくらかの収入をあてにしている団体などもある中で・・・。
秋~冬に予想される「第三波」への警戒は当然、でも早々決定にやや安易な「ことなかれ主義」との見方も・・。
事情に詳しい市民活動家によると「行政の対応は、セクション (部署) ごとにバラバラ・・」。
中止の可能性を予告の上、知恵と工夫で感染防止策などを十分に検討し、その上で事前の適当な時期に最終結論を慎重に出すのがいいのでは・・。
今、全国的には「“コロナ禍”と“経済”との両立」が大きな課題・・。
同じく「“コロナ禍”と“社会活動”との両立」を議論すべきと思われます。
“コロナ禍”で、災害ボランティアがストップする事態などが続くのはマズイのでは・・。
さらに“ポストコロナ”を視野に「NPO花とみどり」の「事業計画案」では、今回のコロナのパンデミック(世界的大流行)は、「(高度文明の行き過ぎによる)「人災」「文明災」」とし、「改めて自然の保護と保全・・、田園都市、・・、自然と共生する暮らしなど “花とみどりの街づくり”の大切さを・・アピール」するとします。
そのため温暖化防止をはじめ地球と人類とを救う「国連のSDGs(持続可能な発展目標)」などを参考にした活動を提案。
もちろん、総会の主な議題は“花とみどり”ですが、コロナ禍が色濃く影を落とす総会になりそうです。
✿「NPO花とみどり」通常総会 ✿
◆ 日時:9/12(土)午前10時~正午
◆ 場所:文化・交流センター(箕面駅前 サンプラザ 4階会議室2)
◆ 議題:昨年度の活動報告 & 今年度の活動方針。
◆ マスク等着用。
※ 総会で「花とみどりの友の会会員」の方は、発言OKです。
※「一般の方(会員外のどなたでも)」→ 傍聴OK。
※ 関心のある方は、どなたでもご参加ください。
【コメント】科学的なリスクの見極めを
国レベルではイベントの5,000人以上の制限の見直しが議論される中で、「セクションごとにバラバラ」との指摘もあり、箕面でのイベントでの感染リスクについて科学的な検討がどの程度なされているのでしょうか。
(参考) SDGs(持続可能な発展目標)
目標1:あらゆる場所で、あらゆる形態の貧困に終止符を打つ
目標2:飢餓に終止符を打ち、食料の安定確保と栄養状態の改善を達成するとともに、持続可能な 農業を推進する
目標3:あらゆる年齢のすべての人々の健康的な生活を確保し、福祉を推進する
目標4:すべての人々に包摂的かつ公平で質の高い教育を提供し、生涯学習の機会を促進する
目標5:ジェンダー(広義の性別。生物的+社会的+文化的な性別)の平等を達成し、すべての女性と女児のエンパワーメント(権限付与)を図る
目標6:すべての人々に水と衛生へのアクセスと持続可能な管理を確保する
目標7:すべての人々に手ごろで信頼でき、持続可能かつ近代的なエネルギーへのアクセスを確保する
目標8:すべての人々のための持続的、包摂的かつ持続可能な経済成長、生産的な完全雇用およびディーセント・ワーク(働きがいのある人間らしい仕事)を推進する
目標9:レジリエントな(強靱な)インフラを整備し、包摂的で持続可能な産業化を推進するとともに、イノベーションの拡大を図る
目標10:国内および国家間の不平等を是正する
目標11:都市と人間の居住地を包摂的、安全、レジリエントかつ持続可能にする
目標12:持続可能な消費と生産のパターンを確保する
目標13:気候変動とその影響に立ち向かうため、緊急対策を取る
目標14:海洋と海洋資源を持続可能な開発に向けて保全し、持続可能な形で利用する
目標15:陸上生態系の保護、回復および持続可能な利用の推進、森林の持続可能な管理、砂漠化 への対処、土地劣化の阻止および逆転、ならびに生物多様性損失の阻止を図る
目標16:持続可能な開発に向けて平和で包摂的な社会を推進し、すべての人々に司法へのアクセスを提供するとともに、あらゆるレベルにおいて効果的で責任ある包摂的な制度を構築する
目標17:持続可能な開発に向けて実施手段を強化し、グローバル・パートナーシップを活性化する
【2015年採択。国連広報センター】
※( )内は、今回、追加。
(NPO花とみどり事務局)
※9/9微修正。