戦後などには箕面の山にいっぱい咲いていたものの、その後、姿を消し、今やまぼろしの花といえるササユリの復活を目指し、新組織が誕生しようとしています。
今、スタート・メンバーを募集中。
※ 姿を消した理由:エネルギー革命(薪(まき)→石油等)により山の手入れがされなくなったことで常緑樹が過繁茂するなどの里山環境の変化とみられています。
呼びかけるのは、箕面での自然保護や里山管理に実績をもつ石田さん(生きもの会議代表)・竹田さん(里山管理団体 代表)ら3人。
このほど、新メンバー募集の「呼びかけ」を発表。
先週末に「呼びかけ」をSNS(facebook)やちらしで知らせたところ、既に2~3人の市民から反応が・・。
実は、ササユリは、箕面市の花。
多くの市民から復活が期待され取組も行われましたが、今までは成功せず・・。
その主な理由や課題は、次の3つ。
① ササユリは「タネから開花まで数年かかる(7年説も)」といわれ、微妙で複雑な生長メカニズム・・。その性質をキチンと把握し、的確に根気強く育てることが必要(タネを播く以外の方法も検討予定)。
② 野生のササユリは増大するシカなどの食害とともに、球根が高価であることなどでしばしば掘り取られるようです。どうも「(悪い)人間が最大の敵」・・。
③ さらに、復活のため以前に導入された和歌山産ササユリが山中などに残存しているらしく、箕面産との関係をどうするかとの遺伝子面の課題も・・。
これらに対し、呼びかけ人は専門家などへのヒアリングなど「科学的な検討」を表明。
なお、今回、取組に踏み切ったのは、①箕面の山でのササユリ復活の成功例の誕生、②全国各地での成功例の出現が、後押しになったとのことです。
なお、会の名前も活動内容もまだ固まっておらず、基礎情報を集めながら新メンバーで相談するとのことです。
(NPO花とみどり 事務局)
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【参考:呼びかけ全文】※上のポスターで要旨は、OKですが・・。