★ 木戸が池緑地へ移植
公園・緑地魅力アップ委員会(木戸が池緑地の自主管理ボランティア組織。上田代表代行:NPO花とみどり代表)は、阪急箕面駅付近の水田が宅地化されるに当たり、生えていたヒガンバナ(彼岸花)を箕面・かやの中央の木戸が池緑地へ運び移植しました(1/15)。
なお、こうしたヒガンバナの移植は全国的にはほとんど行われていない模様で。今回の移植は貴重な事例とみられます。
★ 水田減少とともに、心配されるヒガンバナの存続
ヒガンバナのルーツは中国。日本では古代から水田地域などに広がり、今や在来種に近い帰化種。9月の彼岸頃に開花。
高度成長期、農業近代化のため全国的には進められたほ場整備の工事により、ヒガンバナは大幅に姿を消しました。箕面でも水田地域が減少する中で、その存続が心配されています。
一方、木戸が池緑地には花壇がなく草花が少なく、その緑花が課題に・・。
その中で、タイムリーに今回の移植・保全が行われました。
花は咲いていないため正確な移植株数は不明ですが、多分、数十程度とみられます。
★ 近年、ヒガンバナ~再評価
近年、ヒガンバナはその鮮やかな花が若い世代など人々に再評価されており、今回の木戸が池緑地に移植されたヒガンバナも美しい花を咲かせることが期待されます。
【移植の様子】
※以上の写真撮影は上田さん。
(NPO花とみどり 事務局)